自由が丘でレンタルキッチンを運営する、元雑誌編集者の上村武男氏

今回は、そんな上村氏にレンタルスペースを運営する上でのこだわりや、今後の展望についてお話を伺いました。

レンタルスペースを始めたい、使ってみたいという方は必見です!

 

キッチンスペース「クック・バイ」の由来

ー 「クック・バイ」の運営を始めたきっかけは?

まず、「クック・バイ」が開店したのは2015年10月でした。住居として貸し出していた場所に、キッチンスペースを作り、レンタルスペースとして貸出をはじめました。

実をいうと、もともとはキッチンスペースに本を置き、新しい本の売り方を行う、「クック・バイ・ブック」を開店しようとしていました。しかし、今は見ての通り本を並べていません。

なぜかというと、一般的に新刊書を販売するには「取次(とりつぎ)」という本の問屋から仕入れます。ただ当時、新規の本屋に本を卸してくれる取次がありませんでした。私も当時いくつもの取次と交渉をしましたがダメでした。

絶望的な状況でしたが諦めることもできず、キッチンスペースのみをオープンさせたのが、「クック・バイ」です。

 

 

ー 「キッチン付きレンタルスペース ✕ 本」で「クック・バイ・ブック」が本来の名前なんですね。

そうです。あれから3年経って状況も変わり、新規の小さな本屋にも本を卸してくれる取次が出てきました。

これからは念願の本が置けるようになるので、2月から改めて「クック・バイ・ブック」としてリニューアルオープンする予定です。

 

レンタルキッチンの利用者はさまざま

 ー レンタルスペースの利用者はどんな方が多いですか?

当初は、利用者は料理教室をされる方のみを想定していましたが、お友達同士で料理を作られる方、女子会やカップルで来られる方など、様々な利用をされています。

イベントごとではバレンタインや、クリスマスによく使われていますよ。

また、テレビや雑誌の撮影もよくあります。帰り際に「ありがとうございました。」と声をかけてくださるときは嬉しいですね。

 

こだわりは、豊富な調理器具が揃うキッチン台

ー スペースのこだわりを教えてください

キッチンの道具は、他のキッチンスペースを見て研究し、様々なものを揃えるようにしています。

例えばオーブンや、そばを作るための大きなボールなどを置いています。

キッチン台は高さなど、合うものを探すのに苦労しましたね。

 

 

クック・バイが目指しているもの

ー 3年越しで完成するスペースでは何をする予定ですか?

主に料理に関するエッセイやレシピ本を置く予定なので、料理家の出版記念イベントや、料理教室などができると良いなと思っています。

料理をする人に気軽に使ってもらえると嬉しいですね。

 

今回はキッチンスペースと新しい本屋のあり方を探求する上村氏にインタビューをしました。

2019年2月24日から、より一層パワーアップしたキッチンスペースにリニューアルする「クック・バイ・ブック」に期待です。

「レンタルスペースを始めてみたい」という方はまずは、無料会員登録してみてはいかがでしょうか。

自由ケ丘 COOK×(クック・バイ)

今回インタビューした上村氏のレンタルスペース「クック・バイ」。自由が丘の簡素な住宅街にある、設備の整ったキッチンスペースです。

友人との料理の練習・女子会などに使ってみてはいかがでしょうか?

 

自由が丘 キッチンスペース