今回はなんと、ディズニーシーのキャストとスペース運営を両立されているという中山さんにお話を伺いました!大人気スペースにあった過去の試練と、その乗り越え方に注目です。


サラリーマンから転向のきっかけは、六本木への愛と仲間からの強烈な後押し

ーどんなきっかけでレンタルスペースを運営し始めたのでしょうか?

中山さん「炭酸飲料メーカーで20年ほどサラリーマンをやっていたのですが、全国を巡った後に最後に働いた場所が六本木ヒルズでした。六本木ヒルズで働いている間はコミュニティを作ったり参加して六本木生活を楽しんでいたのですが、熊本に帰還命令が出てしまって。悩みに悩んだ挙句、会社を辞めることにしました。これが4年前のことです。

ロッポンギ フラット

その後、転職活動がうまくいかず悩んでいた時に、コミュニティの仲間が「レンタルスペースをやってくれると僕たちが助かる。いろんなコミュニティの拠点にしたい。」と言ってきました。私はずっと理系で品質管理などをやってきたので、レンタルスペースの運営や経営のノウハウの知識なんてゼロで、そんなものが自分にできるのかも、経営が成り立つのかも分からず悩んでいたのですが、その間に友達がこの物件を見つけてきて。どんどん話が進み、考える暇もなくここがオープンしました。」

ー周りの方々の後押しで始められたんですね!

中山さん「そうなんです。でも、オープンした途端にみんな他のプロジェクトで忙しくなってしまって、急にいなくなっちゃったんですよね。えーって(笑)元は雀荘だったスペースなので、ほんとにヤニだらけのタバコ臭い部屋にポツンって一人取り残されてしまって。大雪が降った日に、一人泣きながら「ほんとにどうしよう…」と思いつつ壁を拭いたりしていました。」

ーなかなか聞かないストーリーです。。貴重なお話ありがとうございます。では運営を始められた当初は、どのように集客していたんでしょうか?

中山さん「完全に口コミです。当初は、所属していたコミュニティのイベントやパーティー等から始めて、友人や知り合いに予約していただいていましたが、1年では初期投資の回収もできず、貯金を切り崩して運営していました。私が主催のイベントも開催しましたが、付け焼刃でしかなく、友達の仕事の手伝いやアルバイトをしながら、スペースもついでに経営するという感じになっていましたね。ですので、集客という面では特に何もできず、ただ趣味で持っているだけの状態でした。」

ーそういった状態がどれくらい続いたんでしょうか?

中山さん「1年半くらいですね。大赤字になってしまって。」

ー最初は、内装とかもこの状態ではなかったんですよね?

中山さん「はい、壁もヤニだらけでしたし、床板もなかったので、友達と一緒に床板を張ったり、物置を置いたりしました。最初は本当にただのがらんどうでした。」

 

状況が一転、自分が居なくても運営できる人気スペースに

ーそんな状態からインスタベースを知っていただいたきっかけはなんだったのでしょうか?

中山さん「写真スタジオとしてこのスペースを使ってくれている女性二人の友達がいるのですが、「スペースを検索するサイトっていうのがある」って教えてくれて。そんなのがあるんだ!と思っていくつかあるサイトを片っ端からとりあえずやってみようと登録したのがきっかけです。」

ー最初は何もわからない状態からスペース運営を始められたと思うのですが、実際にインスタベースを使ってみてよかった機能やサポートはありましたか?

中山さん「一番助かっているのは支払いの代行です。今まで個人で予約を受けていたものは現金を現地で受け渡しだったため、手間取ったり何度か支払いをされないまま出て行かれてしまったり、ということがあって。インスタベースだと絶対にそういうことが無いので安心です。また、検索しやすい場所にスペースを掲載することは営業のようなもので、スペースを周知してもらうことに繋がっていると思います。」

ーその他に、インスタベースを使ってスペース運営が楽になった実感はありますか?

中山さん「今までは個人での運営だったので、私に直接連絡が来て、そこで値段の交渉や設備の説明、利用時間の交渉など、結構な頻度で個人とメッセージのやりとりをしなければいけませんでした。それがインスタベースだと、僕がどこにいようが携帯一つで定型文を送って、直前に暗証番号を送ればお客さんが入って使って帰ってくれるので、僕がその場に居なくても完結するようになりました。」

ー基本的には無人対応なんですね。

中山さん「はい、基本的に私は現地にはいません。週1〜2回程度ある見学予約の申し込みも、最近は暗証番号を教えて、自由に見てもらっています。インスタベースは利用者もユーザー登録をして使われているので、全く素性の知れない人ではないという点で安心感があります。利用者とトラブルになったことも、インスタベースからの申し込みではまだありません。」

ー下見も無人でできるのは便利ですね。鍵は何を使われていますか?

中山さん「ドアにキーボックスをぶら下げています。その中に鍵が入っていて、4桁の暗証番号であけてもらう形です。暗証番号は定期的に変えているので勝手に入られるということはありません。」

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利用用途はテレビ収録から企業のオフサイトミーティングまで

ーレンタルスペースをやっていて一番嬉しかった体験はなんですか?

中山さん「一番励みになるのは口コミです。いいことが書かれているとやっぱり嬉しいですし、マイナスがあると反論したくなるのですが、別のお客さんがわざわざそんなことないと反論してくれたこともあります。たまに「オーナーさんが臨機応変に対応してくれた」とか、「柔軟に対応してくれた」とか僕個人に関しての口コミを投稿してくださる方もいて、そういったのも嬉しいですね(笑)」

ーかなり多様な利用用途でご予約されているみたいですが、利用者はどういった方が多いですか?

中山さん「企業と個人のご利用比率は半々くらいです。面白いところで言うと、2月に多かったのはテレビ番組の撮影ですね。六本木ヒルズが目の前なので、名だたる企業の方々にもお使いいただいていて、いろんな部署の枠を超えてアイディアを出し合うオフサイトミーティングなどにご利用いただいています。会社にパソコンをみんな置いてきて、ここに来て話し合いをされています。」

スペース運営とディズニーシーのキャストの両立

ー掃除はご自分でされているんですか?

中山さん「はい。時間があれば毎朝やっていますが、予約内容をみて判断することもあります。前日夜の予約がパーティーでしたら必ず確認しますが、企業の会議や写真撮影でしたら綺麗に使っていただいているのかな、という感じです。簡単に掃除機をかけたりゴミ出しをしています。」

ーかなりの頻度ですが、スペースにいない時間も六本木近辺で別のお仕事をされていらっしゃるんですか?

中山さん「実は私、ディズニーシーでアトラクションのキャストのアルバイトをやっているんです。」

ーえっ、それは想定外でした!

中山さん「ぜひお越しください(笑)なので、勤務中は電話に出ることができないんですよね。一回だけ暗証番号を伝え忘れてしまったことがあって、ちょうど休憩中に見たらお客様からご連絡があり、長時間利用の方だったので本当にお詫びして全て無料にさせていただきました。それ以来、暗証番号を伝え忘れないかは特に気をつけています。大学生のキャスト仲間もたまにこちらのスペースを使ってくれています。」

ー両立されているのが素晴らしいです。スペース運営では月々どれくらいの売上ですか?

中山さん「インスタベースのみの売上で言うと、一番多かった時は12〜13万程度です。割と波がありますが、最近は徐々に増えています。1月は例年企業からのご予約によく使っていただいて、売上が高いです。インスタベースの場合は、個人のパーティーよりも生徒さんを呼んで講座やセミナーを開催されている方が多い印象です。

ー現状の稼働率はどれくらいになりますか?

中山さん「今はほぼ毎日何かしらの予約が入っています。以前は一週間まるまる何も入ってないこともあったので考えられなかったことですが、土日は朝・昼・午後・夕方・夜のように4〜5件のご予約をいただくこともあります。連続でご予約のある日は、片付けと現状復帰をメッセージでお願いしています。」

サラリーマン時代に培った資料術と舞浜流の心遣い

ースペース運営のポイントや工夫されている点などはありますか?

中山さん「一つは立地です。たくさんのスペースを見学された方からも駅からこんなに近いレンタルスペースは無いと言われます。古いビルなのですが、中を綺麗にすることで多くの方にご利用いただいています。

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二つ目は、スペースをご利用された方の意見をすぐに取り入れることです。お客様からご要望をいただいた備品はすぐに追加しています。また、アドバイスは否定せずに受け入れます。一度良かれと思って壁に葉っぱ柄のウォールステッカーを貼ったことがあったのですが、利用してくれた友達に「剥がしときましたから」と言われて見に行ったら全部剥がされていました(笑)お金もかかってたのですが、そういう時こそ怒ったりせず他の人の意見にお任せするのがいいのかなと思います。

三つ目は、やりとりの丁寧さです。様々なご質問に対して、丁寧なメッセージとともに説明用PDFを送る、という対応をしています。お客様からわかりにくかったと言われたポイントはどんどんPDFに書き足していき、必要によっては写真も付けると同じような質問やクレームは無くなります。サラリーマン時代から社内報などを作っていたので、見やすさやわかりやすさを考えながらPDFにまとめていく作業は好きなんです。ばっちりわかりやすい資料を作ってもまだご質問があると、期待のさらに上をいかなければ、と思いますね(笑)

あとは舞浜流で、セーフティの項目も書き足しました。緊急時の避難方法や消火器の位置などを説明しています。こういった丁寧さはスペースを利用する直接の理由にはならないかもしれないですが、現地に居ない分安心して使ってもらえるためには何をすればいいのかを考えています。」

ー素晴らしいですね!そうして一つ一つ改善されていることが、予約も多く口コミでも絶賛されている秘訣なんですね。

中山さん「舞浜の仕事は前からずっとやってみたかったのですが、それだけでは食べていけないし、と思っているうちに、一つ一つ改善を重ねてようやくレンタルスペースの運営がうまくいくようになりました。それまではここで寝袋を敷いて寝たこともあったんですけどね。とにかく頼りになる友達を見つけて彼らの意見を取り入れるのがポイントです(笑)

ー設備や備品はどのように取り入れられたんですか?

中山さん「プロジェクターは友達の借り物です。ホワイトボードは職場を思い出してどうしても僕がいやなので、シート状で貼ることのできるものを採用しています。ご利用者さまにサランラップのように引き出してもらって、使い終わったら剥がして捨てていただいています。プロジェクターを壁に映し出して、窓にこのシートを貼って使われる方もいらっしゃって、なるほどなと思いました。」

ー施設ページの写真にそれを掲載されていることも、ご利用者さまからするとイメージをしやすくていいのかもしれないですね。

中山さん「最初だけ面倒でも、なるべく写真は多く載せるようにしています。」

今後は積極的により幅広い活用を

ー今後の展望はなにかありますか?

中山さん「4年間苦労しながら本当に細かい部分で試行錯誤してやってきたので、このノウハウを第二店舗を見つけてそのまま活用できるのではと思っています。例えば友達がレンタルスペース運営をやるなら喜んでこのノウハウを使ってもらいたいです。

あとは、友達から教えてもらったPopcornというマイクロシアターのサービスにも近日中に登録予定です。映画が好きですし、スペースレンタルよりもっと積極的にスペースに関与するのも楽しそうだなと思って、やってみようかなと思っています。」

ースペースを箱として考えるだけでなく、様々な活用ができたら面白そうですね!

中山さん「これまでもこのスペースで二ヶ月に一度落語の会を3年間続けていますが、お客さんはもうほぼ全員知り合いです。今度は全く知らない人のために、私が主催でイベントを開催するというのは面白そうなのでこれからやってみたいなと思っていますね。いろんなスタイルでここを提供できればと、可能性を考えているところです。様々な形で様々な人にこのスペースを知ってもらえたら、と思っています。」

ー本当にこれからがワクワクですね!貴重なお話ありがとうございました!


今回は、ロッポンギフラットの中山さまにお話を伺いました。

ユーザーの意見を素直に取り入れさまざまな工夫をして大人気スペースを運営されている中山さん。暖かいお人柄で取材中も笑いの絶えないインタビューとなりました。今後の展開にも注目です。

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