こんにちは。ROSE CAFEの潮田菜々子です。

前回から「おうちサロンの開き方」というテーマで
私なりに経験したことをお話しさせて頂いています。

趣味を仕事にしていきたいと思っていらっしゃる方は
予想以上に多いみたいですね。
私のブログのメッセージに感想を頂きましたみなさま。
ありがとうございました。
引き続き、どうぞよろしくお願い致します。

前回にもお伝えした通り、
100人いたら100通り。正解等はありません。

ぜひ、「自分の夢」に向かって準備していただけたら・・・
と思います。
そんなお手伝いが出来たら幸いです。

本日は2回目の投稿です。

どうぞ最後までお付き合いくださいね。
(かなりの長文になりますが。)

私がどのように家事、育児をこなしながら
サロン開講に向けて準備してきたのか。
ということをお話ししようと思います。

私が最初にお菓子教室に通い出したのは長男を出産後、
すぐのこと。専業主婦になって
「子育てだけしているのがいやだ!」と思ったからです。

もともと、お菓子作りは趣味で学生のころからレシピ本を
参考にしながら色々作っておりました。

ちゃんと習ってみよう!と思ったのは、
お菓子教室を開きたいからという理由ではなく、
ただ単に「自分だけの時間を作りたい!」
と思ったからなのです。

ですが、今、考えるとそれが思いもよらぬ転機となるとは・・・
その時は全く思いもよらないことでした。

何回か通っているうちに、
「私も先生みたいな仕事がしたい」
と思うようになりました。

家に帰って、まず、そのためにはどうしたらいいか。
ということを考えました。

子どもは一人っ子ではなく、二人はいたら楽しいな。
と思っていたので、
これからもう一回出産しなくてはいけません。
そう考えると、「長い道のりになるな」とは漠然と思っていました。

ですが、長い人生、出産、子育てにかかわる時間というものは、
「大した年月ではない」と自然と思えたのです。

子どもが赤ちゃんのうちからお菓子教室に通うということは、
応援してくれる人がいなくてはとても実現しません。

応援して、協力してもらえる実家が車で
1時間ほどだったとうことは、
本当に有難い事だったと思います。

もし、これを読んでくださっている方で、
協力してくださる方が近くにいなかったとしても、
本当に「実現したい。(サロンを開きたい)
と思っていらっしゃるのであれば、
時間で預かってくれる施設などもありますので、
子供が大きくなってから勉強しよう・・・
などと、せっかくの「やる気」をあきらめることは全くありません。

保育料などはかかりますが、月に1回程度、
しかも数時間。しかも、数年です。
割高になってしまうかもしれませんが、
将来の夢に向かって頑張っていけると思えば、
少々のその他の節約だって出来るのではないでしょうか。

思い立ったが吉日、すぐにでも行動を起こすのも
成功の秘訣だと思います!先延ばしにしていたら、サロン開講も
それだけ遅くなるのですから!

そんなこんなで長男を預けながらお菓子を学び続け、
そして、間もなく第2子妊娠。
切迫早産の危険ということもあり、
しばらくはお菓子教室からは遠のいてしまいました。。。

そして、復活したのは、
次男が無事に生まれて2年くらいした後のことになります・・・
2年たってしまっても「お菓子の先生になる」
という夢はずっと持ち続けていました。

短期間、実家のそばのお菓子教室に通い、
その後、東京へ本格的にお菓子を勉強しよう。と決意。
主人が休みの土曜日に子供たちを預け、2年間通いました・・・

と、

ずらずらと私の出産してからのお話しをしてしましましたが、
ずっと思い続けていたこと、
「お菓子の先生になる」という夢。
それと、
「子供はいずれ巣立つ」
「子供は私の生きがいにしてはいけない」
ということ。

子どもというものは、
神様からの授かりものだと思うのです。

ですので、時期が来たら立派に育てて
社会へ送り出していかなくてはいけない。
と、ずっと思ってきました。
だからこそ、自分の将来はよく考えて決めていかないと。
ということを常々思っているのです。

「子供はいずれ、自分の手から離れていく」

これを前提に自分の人生を輝かせていくには
どうしたらいいか。

ということをその当時はずっと考えて生きてきました。

最初に「お菓子の先生になる」
と思ってから私が考えたことは、
「人生年表を作る」ということ。
そして、サロン開講というゴール
(これはあくまでもスタートに過ぎないのですが。)
を想像する。

人生年表というのは
この年には、自分は何歳で子どもは何歳になって、
主人は何歳になって。。。そして、これを学んで自分のものにしている」
といった内容のもの。

私は25歳で長男を出産しているので、まずは、30歳までにやるべきこと。
という人生年表を作りました。

5年あれば、ある程度のことは習得できます。
そして、子供たちも大きくなる。
(お子さんがいらっしゃらない方はもっと早くに習得できますね。)

今でも5年を単位に色々なことを構想しています!

もし、仮に、今、「何かの先生になろう」と思ったとしたら、
5年以内にできることをリストアップすることをお勧めします。

箇条書きで、
〇〇先生のもとで〇〇を学び、ディプロマを取得する。
〇〇の資格を通信教育でとる。
開講する場所の準備を整える。
食器などの備品を少しずつ買いそろえる。
と、いうような感じで優先させる順序を考えながら
お気に入りのノートに書いていく。

これは結構楽しい作業です。

コツは、リミットを決めること。
私は、30歳になったら主人に家を建ててもらって、
教室を開く。ということをリミットで勉強してきました。

リミットがないのはお勧めできません。
「いつか、〇〇をしたいけれど。。。」
といった「いつか」は永遠にこないと思うからです。

私は出産が早かったので、リミットが30歳でしたが、
例えば、今、40歳、50歳だとしても、5年たってもまだまだ元気。
人生定年を迎えてから!
と最近では、言うくらいですから、
全く遅いことはないと思います。何といっても
「今」が自分の人生にとって一番若いのですから。

前回、食器はこだわりだすと切りがないと、
お伝えしましたが、本当にそう思います。
ですので、私は、食器、カトラリー、グラスなどの
買いそろえリストなども作りました。
(もともと、食器好きでせっかくティータイムを過ごすのですから、
素敵な食器を使いたい!と思ったのです。)

最近では、「サロネーゼ」ブームということで
短期で「手っ取り早く」ディプロマ取得が流行っているようです。

ですが、まずは、基本の柱となることをしっかり勉強すること、
その上で+αを勉強するのはとても良い事だと思います。

数日で資格が取れるなら、
お金を払えば、みんな先生になれてしまいますよね。

基本の柱があって幹をふやしていくという意味では
とても良いと思いますが、
それだけでは、1~2年でサロン人生が終わってしまいます。
数日で先生になった「先生」のもとに5年、10年と通って頂けるのでしょうか?
結局のところ、
新たな資格を求めて、ディプロマを取得する・・・

これを読んでくださっている方にはそのようになって欲しくないと願っています。

常に5年後、10年後を考え、行動する。ということ、
これが長く続けるコツだと思います。

長くなってしまいました。

最後までお目を通して頂き、
本当にありがとうございます。

次回は、資格を取ったらどうするか?

ということをお話ししていけたらと思っています。

潮田 菜々子
おもてなしサロン「ROSE CAFE」主宰

http://ameblo.jp/rosecafe7/

2000年より茨城県水戸市にある自宅にてお菓子サロンを始める。その後、数々の資格を取得し、おもてなしサロンROSE CAFEとして開講し、現在に至る。ティーエキスパート、テーブルコーディネーター、NHKカルチャー講師。